使用細則
一般的に「使用細則」の中身は、次の二点に大別されます。①他人に迷惑をかけないために守ること。②共用部分の施設・設備の安全維持・利用の円滑化のために守ること。いずれもマンションごとに独自の決まりをつくっており、これを守ることで居住者相互の共同利益が確保されることになります。マンション購入にあたっては、「使用細則」の内容を十分チェックしましょう。内容を知らずに買い、いざ生活を始めようとしたら禁止事項があり、思わぬトラブルということにもなりかねません。たとえばペット飼育が禁止されていると、今まで生活を共にしていた愛犬と別れなければならなかったり、駐車場付きを条件で買ったのに、実は順番利用制で、すぐには使えないなどの問題にぶつかることにもなりましょう。とくに中古マンション購入では注意が必要です。よくある例を一つあげますと、前所有者の未納管理費等の問題があります。新しく所有者になった人が、その債務を引き継ぐことになっているからです。まったく知らない人の債務の支払い義務があるというのは納得しかねますが、「建物の区分所有等に関する法律」に定められているのです。未納分の引継ぎ対象となるものは、この管理費のほかにまだあります。①修繕積立金、②専用庭使用料、③ロッカー使用料、④ルーフバルコニー使用料、⑤駐車場・駐輪場使用料などがあります。いずれも共用部分維持費で共同資産です。

